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製品別原価とコストダウンセミナー

赤字製造業が見える化すべき数値!   

赤字製造業に多くみられる特徴が、下記である。
☆主要な項目(指標)が数値化できていない。

項目は、下記の10項目。
  1 損益分岐点売上と実績
  2 顧客別損益
  3 赤字が大きい製品(見積原価と実際原価の差異)
  4 限界利益額と率
  5 変動費のコストダウン目標と実績
  6 生産性目標と実績
  7 工程別不良発生率
  8 品質不良による損失コスト
  9 納期調整・変更件数
 10 問題在庫金額

大丈夫ですか?

売上の先行受注管理! 

売上の管理は、実績と見込の2本立てで行う。
「実績は過去」、「見込は未来」である。
実績だけだと、結果だけ管理になる。

今後、どうなるかを、見える化することによって、下記がわかる。
  ①これから売上は好転する(見込)
  ②売上は横ばい(見込)
  ③売上は低下する(見込)

事実をありのままに、数値化する。
場合によっては、見たくない未来が見えてくる。

気合の入れ時となる。
「未来の数値が悪い=過去の営業プロセスに問題があった」となる。

営業活動の、どこを、どのように、変えるかを、考え、書面で、提出させる。)
自分の結果・営業プロセスの分析力と
改善策の立案力が、営業マンには絶対に必要である。

フードディフェンス(食品防御)!

アクリフーズの農薬混入事件での、企業の損害は58億円を超えた。

フードディフェンスでは、下記の4つの区分で、 ガイドライン(あるべき状況・状態)を設定する。

☆組織マネジメント
☆人的要素(従業員等)
☆人的要素(部外者)
☆施設管理

次に、ガイドラインごとに、具体的な防御策を決定する。
防御策の目的は、下記となる。
①フードディフェンスの理解
②防御策の実行と管理
③悪意抑止
④問題前兆の発見、緩和
⑤危険人物を入れない
⑥有毒物質を入れさせない
⑦事故対応

防御策は、ソフト(人の心)とハード(施錠・監視カメラ等)の
2つの側面から設定する。

経営者の役割 !

経営者の役割キーワードは、シナリオ・モチベーション・チェックの3つである。

1 シナリオ
会社の利益拡大のための実行策を具体化する。  切り口は、下記の3つ。
①必要売上の獲得
 ②総原価の低減
 ③顧客満足度のアップ
具体化のプロセスは、ある程度は管理職に任せても構わないが、
出てきた内容に対して、OKかNGかを決めるのは経営者の役割である。
 これができなければ、経営者としては「×」である。
 数値に弱くて、どんぶり勘定のトップにシナリオは描けない。

2 モチベーション
社員の仕事の成果は、「意欲×実力」で決まる。
実力があっても、意欲が低ければ、成果は出ない。
カリスマ性のあるトップであれば、緊張感とちょっとした一言で、
社員は本気で仕事をする。
カリスマ性のないトップは、「論理性」と「後姿」と「社員との信頼関係」で、社員の意欲を高める。  

3 チェック
チェック機能が「○」と「×」では、成果に格段の差が出る。
にもかかわらず、チェックできないトップ・チェックしないトップは少なくない。
 「やったかどうか」「どこまでやったか」「成果は出たか」「これからどうする」を、チェックするだけで、社員は成長し、成果はより大きくなる。

在庫管理の重要性!

在庫管理の上手い会社は、下記のメリットを手にする。

○余分な在庫で、お金を寝かさないので、余分なお金を使わない
○問題在庫を最小化するので、損失金額を最小化できる

在庫管理に問題を有する会社は、在庫で多くのお金を寝かせ、多くの評価損・廃棄損を発生させる。

在庫管理のチェックポイントは下記の8つ。

1 保管状態
製品を丁寧に保管しているか、滞留・過剰がわかるか

2 区分別での在庫責任者
在庫の責任者は明確になっているか

3 定期的な在庫金額のチェック
PC在庫数値、在庫パトロール、棚卸で、在庫が膨れていないかチェックしているか

4 棚卸のやり方
責任は明確か、数値に問題あれば指摘しているか
置き方問題・問題在庫候補をマークしているか

5 在庫数値・棚卸結果の分析
製品区分別保有月数、流動・滞留・死蔵金額・・・OK・NGの判定をしているか

6 評価損・廃棄損の数値化
損失金額を見える化しているか、時系列で数値管理しているか

7 問題在庫のリスト化
長期滞留・過剰・死蔵候補・死蔵在庫をリスト化しているか
活用・返却等できないか検討しているか

8 問題在庫の発生要因分析と再発防止策の設定
余分発注・生産、注文キャンセル、設計変更、陳腐化、減耗・・・要因を特定しているか
再発防止策を部門・個人に落とし込んでいるか

5S活動を成功させる方法!

1 成果を出す公式
「意欲×5S基本知識×5Sテクニック×継続」が成果公式。
意欲があっても、5Sの基本がわからなければ、成果は出ない。
基本がわかっていれば、応用もできる。
継続で、職場が変化する、各人が成長を実感する。これでさらにやる気が出る。

2 5S活動全体を引っ張る「統括リーダー」
改善件数のチェック、良いグループと良くないグループの判定、ほめる・しかる等が、
5S活動に良き刺激を与えて、活動が盛り上がる。
推進グループを取りまとめる「統括リーダー」の存在、活躍度が、
5S活動全体の成果に、大きな影響を与える。

3 毎月のシンプルレポート
毎月の活動結果、感想、改善トップ3を、シンプルにA4サイズ1枚にまとめる。
まとめるプロセスで、活動を振り返ることができる。
成果を残すことができる。他のグループの成長度を見ることができる。
5S活動の成功に、絶対に必要なツールである。

品質管理部門に求められる機能!

過去のクレームや不良データを「集計しておしまい」の品質管理部門が多い。
掲示物はあるが、数値やグラフだけで、品質管理部門としての「見解・やりたいこと」がない。

設計部門・製造部門からすれば、
「だから何?」「それで、どうしろというのか?」「後は、自分で考えろか?」
・・・こんな感じである。

品質管理部門に求められるのは、
分析力、対策立案サポート力と対策の実行・効果チェック力である。
重要なのは、集計の後の「分析・考察」である。
明確にするのは、下記の3点。

①どの問題が重要か
顧客の不満が大きい、数が多い、増加傾向、人身事故の危険・・・等
②どの部門の、何が問題か
意識・知識・経験・コミュニケ・検証時間・標準書・チェックの仕組み・・・等
③責任部門への対策立案ポイントと期限
期限の設定で、確実に動かす(放置・滞留をなくす)

品質管理部門は、設計部門・製造部門の意識と行動に、プラスの影響力を発揮して、なんぼである。

プロセス指標を管理する!

売上、生産性、コストダウンの結果数値からは、具体的な改善策は、見えてこない。

しかし、結果に影響を及ぼすプロセス指標を数値管理することで、改善策がはっきりと見えてくる。

1 売上
①接触顧客数
②取得案件数・金額
③受注案件数・金額
④保有案件のABC区分(金額区分)
⑤顧客ランク別接触回数

2 生産性
①改善件数
②段取り時間の標準時間対比○×
③損失時間(不良、機械故障等)
④工程別生産性
⑤個人別生産性(早い遅いの実態)

3 コストダウン
①主要サプライヤー別の競合先数
②サプライヤーの新規開拓数
③コストダウン交渉中の案件金額

社員のモチベーション要因!

社員の成果は、下記の公式で定義づけできる。
「社員の成果=意欲×能力×成果を出す仕組み・ノウハウ×チェック」
意欲(モチベーション)が高いことにこしたことはない。
モチベーション要因は、8つある。

①会社への信頼
②上司への信頼
③人間関係
④評価(ほめられる)
⑤成長
⑥ライバル
⑦仕事そのもの(責任感・楽しい)
⑧報酬

社員ひとりひとり、仕事観・人生観は異なる。
「社員・部下の意欲が低い」と少しでも感じているのなら、①から⑧のどこが、改善ポイントになるかを個人別で分析すれば、会社・上司として、何をすべきかが見えてくる。

製造現場の改善ポイント!

1 人の早遅
手作業工程に10人が従事している場合、
各自の生産性は、70%~130%の早遅の差は当たり前。
だれが遅いのか、なぜ遅いのかを、把握してスキルアップを図れば、
10%~15%の生産性アップは、簡単に実現する。

2 ラインバランス
ライン工程では、ネック工程がどの工程かを特定する。
ネック工程が15秒とした場合、2秒短縮して13秒にするだけで、
生産性は、15%アップする。

3 損失時間
工程の損失時間は、丸損である。
前工程の尻ぬぐい、自工程ミスによる「やり直しの時間」。
機械故障・もの待ち・情報待ち・人待ちによる「手待ちの時間」。
もの探し、取り出し手間による「整理・整頓ロスの時間」。
これらを削減すれば、10~15%の生産性はすぐ上がる。

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